昨年は1株80円ほどの安い苗(ペペ)からスタートしたのですが、2025年は少し奮発して「ブランド苗」に挑戦してみることにしました。
ホームセンターの園芸コーナーに向かうと、特設売り場で激推しされていたのが「サントリー本気野菜」シリーズのミニトマトです。いくつか種類がある中で、今回はとくに甘いと評判の「純あま」を選び、同じく有名な「アイコ」の苗と一緒に購入してみました。
「サントリーのミニトマトって実際どうなの?」「本当に甘いの?たくさん採れるの?」と、購入を検討して検索している方も多いと思います。
そこでこの記事では、9号鉢で「純あま」を育てたリアルな体験談をお届けします。
結論から言うと、味は文句なしの最高でしたが、収穫量にはちょっとした波乱がありました。これから苗を買おうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
結論|サントリー「純あま」を育てた結果
「サントリーのミニトマトって実際どうなの?」と気になっている方に向けて、まずは結論からお伝えします。
- 収穫量:トータルで80個くらい
- 味の評価:非常に濃厚で、フルーティな甘さ
- 良かった点:スーパーのミニトマトとは別格の美味しさ
- 気になった点:収穫量が物足りなかった
味に関しては、キャッチコピー通り「純あま」の名に恥じない強い甘みがあり、大満足でした。
一方で、収穫量はトータルで80個くらい。実は家庭菜園1年目に育てた80円の激安苗「ペペ」は約200個も収穫できたので、それと比べると半分以下の結果となってしまいました。
ただし、これには「栽培初期に主幹を折ってしまった」「記録的な猛暑」という2つの大きなトラブルが影響しています。また、「ぺぺ」はあんどん仕立てではなく、プランターサイズも大きめでした。純あま本来のポテンシャルを出し切れなかった部分も大きいので、その点も踏まえてこの先の栽培記録を読んでいただければと思います。
今回の栽培条件
今回はベランダで育てています。
- 栽培環境: 9号鉢
- 仕立て方:あんどん仕立て・2本立て
- 土づくり: 市販の「野菜用培養土」をそのまま使用
- お世話のスタンス: 表面が乾いたらしっかり水やり、2本立て以降の脇芽は全て取る
植え付け時のことが詳しく知りたい方はこちら。
特に病気になることもなく、初心者でも育てやすいという評判は本物でした。植え付けた後は、基本の水やりと脇芽とりだけやっていれば勝手に育ってくれる印象です。野菜用培養土を使っているため、追肥なども特にしませんでした。
【栽培記録】40度近い猛暑と主幹が折れるトラブル
ここからは、なぜ収穫量が80個程度になってしまったのか、4月から10月までのリアルな栽培記録を振り返ります。
4月上旬 花のついた苗を購入、植え付け

最初は割り箸を支柱の代わりにし、苗が30cmほどに伸びたタイミングで「あんどん支柱」への誘引を始めました。

5月:2本立てのうち、一本の主幹を折ってしまう
あんどん支柱へ誘引しようとした結果、茎(主幹)を折ってしまいました。

割り箸で補強し、テープでくっつけました。くっつくことにはくっついたのですが、折れた茎の先についていた花からは、小さい実しか採れませんでした。緑の実がしっかり大きくなりきる前に赤くなってしまい、仕方なく収穫。
2本立てにしていたのですが、以後は1本立てと同じような状態に。
6月:初めての収穫
6月に入り、初めての収穫を迎えました。以後は1日おきに2〜3個ずつのペースで収穫が続きます。
最初の収穫までの記録はこちらに詳しく書いています。
7月:梅雨明けと暑さの影響
7月上旬、気温の上昇と梅雨明けにより、日々の水やりが大変になります。7月下旬に入ると暑さの影響が出始め、徐々に収穫量が落ち始めました。1日おきに2〜3個ずつのペースから、全く収穫できない日も増えてきました。
さらに、急な夕立の影響で実が割れる「裂果」も頻発するようになります。
8月:猛暑と裂果
気温40度に迫る日が連発し、あまりの暑さに下の方から順番に葉が枯れ始めました。
トマトサビダニかも?と思い調べてみましたが、サビダニ被害の場合は「下の方から、一気に」枯れるようで、順番に枯れていく我が家の場合は暑さによるものだと判断しました。
9月〜10月:収穫終了〜撤去
9月に入るとほとんど実がならなくなりました。それでも、株はまだ枯れていなかったためそのまま残していましたが、涼しくなり始めた10月に株を撤去して今年の栽培を終了しました。
味の評価:純あまとアイコを比較してみた
収穫量では苦戦したものの、味は間違いありませんでした。
今年は純あまと同時に、ミニトマトの定番品種である「アイコ」も育てていました。両方を食べ比べてみたところ、味の濃さと甘みは「純あま」に軍配です。
アイコももちろん美味しいのですが、純あまはまるでフルーツのような濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。「自分で育ててよかった!」と思える感動の味でした。
家族からは「甘すぎてデザートみたい」「普通のミニトマトの方がおかずに合う」という意見もあるほどでした。(とほほ)
家庭菜園で、とにかく甘いミニトマトが食べたい!という方には自信を持っておすすめできます。
収穫量の評価
正直、100個も収穫できないとは予想外でした。
「平日、お弁当に毎日2個ずつミニトマトを入れたい」というニーズがあったのですが、純あまとアイコの2本を栽培していても全く足りず、スーパーで買い足す日々でした。
2025年夏は記録的猛暑で、味が良い「純あま」には過酷すぎる環境だったのかもしれません。小さい鉢(9号鉢)かつ、ベランダで高さを抑えたいというニーズもあって、株へのストレスは相当なものだったと思います。
「ミニトマトは8号鉢以上あれば大丈夫」と言われることが多いものの、収穫量も味も!とたくさん求めるなら、やっぱり伸び伸び根を張れる環境の方がいいんですよね。
また、特に真夏は、純あまは全然実がつかないけどアイコは収穫できる…というシーンもありました。アイコも甘さで有名な品種ですが、純あまはそれよりも甘い。だから実1つ1つに必要なエネルギー量が違って、その分純あまの暑さ耐性は弱めな印象です。
今年は2本立てで、以降の脇芽は全て取る栽培方法でした。一般的には、こういった味に優れた品種は、栄養を実に集中させるために脇芽は積極的にとった方がいいとされていますが、むしろ一気に成長させて真夏前に収穫を終えてしまった方がいいのか?悩みどころです。
ベランダでの暑さ対策については、こちらの記事に詳しくまとめています。
まとめ|今年のミニトマト栽培について
純あまは、「とにかく甘くて美味しいミニトマトを食べたい人」には自信を持っておすすめできる品種です。
ただ、私のように「毎日お弁当に入れたい」「質より量を重視したい」という目的がある人にとっては、少し収穫ペースが物足りなく感じるはずです(もちろん、私の失敗や猛暑の影響もありますが)。
今年の経験を踏まえ、来年は純あまの美味しさを惜しみつつも、猛暑に耐えられる「暑さに強い品種」や、とにかく数がたくさん採れる「豊産性の品種」を探して挑戦する予定です!
2026年の栽培記録はこちらで順次更新中です!







