家庭菜園でミニトマトを育てていると、まだ青い実が取れてしまったり、少し色づいた段階で収穫したりすることがあります。
「室内に置けば赤くなる?」
「何日くらいで食べ頃になる?」
と気になりますよね。
わが家でも、事故でビー玉サイズの真っ青なミニトマトが取れてしまったことがあり、実際に追熟させてみました。
さらに、黄色〜オレンジの実や、ほぼ赤くヘタ周りだけ緑の実も追熟させ、それぞれ何日で色づくのか比較しています。
結論からいうと、追熟にかかる日数や赤くなりやすさは、収穫したときの色や成熟度で大きく変わりました。
この記事では、ミニトマトの追熟方法と、真っ青・緑・黄色〜オレンジ・ほぼ赤、それぞれの追熟日数や結果を、実際の写真付きで詳しく紹介します。
ミニトマトは追熟できる?青い実でも赤くなる?
ミニトマトは、収穫後も追熟することができます。
スーパーで買ったトマトが、買ったときより赤くなった経験がある方もいるかもしれません。トマトは収穫したあとも色づきが進むことがあり、まだ青みが残っている実でも、条件が合えば赤くなることがあります。
ただし、ここで注意したいのは「どんな実でも赤くなるわけではない」ということです。
同じ青いミニトマトでも、
- 大きさがほぼ完成している青い実
- 少し色づき始めた実
- まだ小さくて硬い未熟な実
では、追熟のしやすさが違います。
追熟しやすいのは、実の大きさがほぼ完成していて、あとは色づくだけに近い状態のミニトマトです。
一方で、ビー玉サイズのように小さく、触ってもカチカチに硬い青い実は、まだ成長途中。このような実は、室内に置いても真っ赤に完熟するとは限りません。
そのため、あまりに小さい青いミニトマトは、「追熟させずに諦めた方がいい」「あまり追熟させる価値がない」と言われることもあります。
ただ、小さく青いミニトマトでも、全く色付かないわけではありませんでした。
ビー玉サイズの青いミニトマトを1ヶ月追熟させた結果
今回追熟させたのは、収穫するつもりで取ったミニトマトではありません。
育てている途中で、事故で取れてしまった青い実です。ミニトマトの撮影をしていてスマホを落とし、その衝撃で取れてしまいました…
大きさはだいたいビー玉サイズ。触るとかなり硬く、まだ本来の収穫サイズにはほど遠い状態でした。

このくらい未熟なミニトマトでも赤くなるのか気になったので、室内で追熟させてみました。
レースカーテン越しの明るい室内で、気温は25°C前後で安定している環境です。
14日後

3つのうち、やや大きめだった実が先に色づいてきました。
19日後

最初に色づいたものはさらに赤くなり、他2つの実も黄色っぽく色づきました。
24日後

全体的に色づいてきましたが、まだオレンジっぽいものもあります。
28日後

あまり変化が見られなくなってきました。
1ヶ月(30日)後

シワや傷みが気になるようになってきました。これ以上置いても赤みが増す気配がないため、ここで実験を終えます。
ビー玉サイズの未熟な青い実でも、1ヶ月置くと赤みは出ました。ただし、株で完熟した実のように真っ赤になるというより、途中で色づきが進まなくなった印象です。特に、一番小さいものはオレンジっぽい状態から進まなくなりました。
追熟期間の間、カビたりし腐ったりした印象はありませんが、少し水分が抜けてシワっぽくなってきました。部分的には傷んでいる?ような箇所も。


これを食べるかどうかは個人の判断にはなりますが、ぶっちゃけあまり美味しそうではありません。色は赤っぽくなっていても、実際中はすっぱいかもしれません。
せっかく育てたミニトマト、もったいない!と思って追熟させてみましたが、「小さすぎる実の追熟は諦めた方がいい」と言われる理由がわかりました。
1ヶ月近くかかった上に、あまり美味しそうではない状態になりました。
大きさが育った緑の実(緑熟期)の場合

こちらのミニトマトは大きさはほぼ育ちきった、緑熟期の実です。
こちらの実は、自然と落ちてしまっているのを拾いました。作業で当たってしまったのかもしれませんし、強風で取れてしまった可能性もあります。
先ほどのビー玉サイズ・真っ青ミニトマトと異なり、全体的に薄い黄緑色になっています。

真ん中のミニトマトです。3日目に若干黄色くなった?程度で、ほとんど変化はありません。

4日目〜6日目にかけて、はっきり赤くなってきました。ただ、6日後でもヘタ周りはまだまだ緑っぽいです。

7日後以降は今後、追加予定です。
黄色・オレンジから追熟で赤くなるまでの期間は?

こちらの黄色〜オレンジがかったミニトマトの追熟にかかった期間は、我が家では1週間でした。
室温は在宅時はエアコンをかけていて27°C前後、外出中は30°Cくらいになります。

追熟初日が一番色の変化がわかりやすいです。1日目で一気に全体的に色づきました。

6日後・7日後にかけて、色がほぼ変わらなくなってきたためここで追熟完了とし、冷蔵庫に移しました。

追熟中に水分が抜け、シワ目立つものもあります。
しわしわでも腐っていなければ食べられる場合もありますが、不安な場合は食べない方が安全です。
ほぼ赤・ヘタ周りだけ緑の場合は何日追熟させる?

この写真のように全体的に赤っぽく色づいていて、あとはヘタ周りだけ…というミニトマトの場合、追熟に5日かかりました。


4日目〜5日目にかけて、ほとんど色が変わらなくなったために追熟完了と判断しました。
わたし5日目に1つ減っているのは、早めに食べたものがあるためです。まだ少し酸っぱかったです!
ミニトマトの追熟方法|温度と置き方の基本
ここでは置き場所の条件と基本の置き方について解説します。
置き場所は冷蔵庫ではなく「常温」
青いミニトマトを追熟させたいときは、15°C〜25°C程度の常温で置きます。
まだ青い状態のまま冷蔵庫に入れると、うまくリコピンが生成されず、追熟は進みません。
置き場所は、室内の冷暗所が向いています。
「日なたに置いた方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、強い日差しで高温になる場所は、追熟より先に傷んでしまうことが多いです。追熟に必要なのは適切な温度であって、日当たりは必須ではありません。
夏場の追熟は、室内でも思った以上に高温になるため注意が必要です。室内のなるべく涼しい場所に置きましょう。
傷みにくい置き方の基本
追熟させるときは、次のように置くと管理しやすいです。
- 水気を拭き取る
- 重ならないように並べる
- できればヘタを下にして置く
- 傷のある実は分ける
- カビやぬめりがないか確認する
- 十分赤くなったら、早めに冷蔵庫へ
置くときは、できればヘタを下にして並べます。ヘタ側の方が比較的かたいため、実のおしり側がつぶれにくく、傷みを防ぎやすくなります。
わが家では、転がってしまうためヘタを下にして置くのは難しく、そのまま並べていました。
追熟中、急激にしわしわになる実もありました。


毎日見ていたため早めに気づくことができましたが、放置していたら他のミニトマトまでダメになっていたかもしれません。
追熟には時間がかかるため、こまめに様子を見て腐らせないように注意しましょう。傷みが出たミニトマトはすぐに取り除きます。
ミニトマトをビニール袋に入れると追熟が早くなる?
ミニトマトを早く追熟させたくてビニール袋に入れる人がいます。
ビニール袋に入れることで、ミニトマトから出るエチレンガス(追熟を促す成分)を無駄なく活用しやすくなります。
ただ、袋を使うことで実が割れてしまったり、カビが出やすくなったりすることもあるため、注意が必要です。
ビニール袋を使ったら実が割れた
袋を使ったら追熟が早くなるのか、試してみました。
翌日にはミニトマトから大量の水蒸気が出ていて、気になって袋を開けて確認。


実が割れているのを発見し、実験中止しました。


最初から実が割れていたわけではなく、ミニトマトから出る水分でふやけて割れてしまったようでした。確認せずにそのままにしていたら、他のミニトマトまで腐らせていたかもしれません。
袋を使う場合、袋を使わない場合以上に毎日観察することが大切です。
袋を使わなくても、温度が合っていればちゃんと追熟できます。管理しきれないと思う場合は、袋を使わずそのままにしておいた方が安心です。
りんごやバナナと一緒に置くと早く追熟する?


青いトマトを早く赤くしたいときは、りんごやバナナと一緒に置く方法もあります。
りんごやバナナから出るエチレンの働きで、トマトの追熟が進みやすくなるといわれています。
私は硬い柿を追熟させるのにこの方法をよく使います。柿の場合、確かに普通に常温に置いておくだけよりも、数日追熟が早まる感じがしました。
ミニトマトの追熟も仕組みは同じなので、フルーツを活用することで追熟が早まることもあると思います。
やり方は、青いミニトマトとこれらのフルーツを同じ袋や容器に入れて、常温で様子を見るだけです。
家にこれらのフルーツがあれば試してみてもいいかもしれませんが、わざわざミニトマトの追熟のために買いに行かなくても良いと思います。
ミニトマトの追熟に何日かかる?数日で赤くなるとは限らない
青いミニトマトの追熟にかかる日数は、実の状態によってかなり違います。
黄色やオレンジに色づき始めた実なら、環境を整えれば5日〜1週間で赤くなることが多いです。
一方で、まだ小さくて硬い実は、かなり時間がかかっても赤くならないことがあります。
わが家のビー玉サイズの青いミニトマトは、1か月ほど置いても完全に真っ赤にはなりませんでした。
「青いミニトマトは常温に置けば数日で赤くなる」と説明されることもありますが、実際にはすべての青い実が同じように追熟するわけではありません。
追熟に必要な日数は一律に決まるものではなく、実の成熟度や気温などの条件に左右されます。
追熟しやすい青いミニトマト・追熟しにくい青いミニトマト
青いミニトマトでも、追熟しやすいものと、赤くなりにくいものがあります。
追熟しやすいのは、次のような実です。
- 大きさがほぼ完成している
- 少し黄色やオレンジに色づき始めている
- ヘタ周りだけ青い
- 後少しだけ赤くしたい
- 触ると少し弾力がある
大きさがほぼ完成した青い実はこちら。500円玉大まで育ち、あとは色づくだけの段階です。このくらいのサイズ感だと追熟させやすいと思います。


反対に、追熟しにくいのは次のような実です。
- 100円玉サイズより小さい
- 触るとカチカチに硬い
- 全体が真緑
- 傷や虫食い、傷みがある
まだ小さくて硬い青い実は、実そのものがまだ育ちきっていません。収穫したくて採ったというより、誤って取れてしまった場合が多いですよね。
残念ながら、このような未熟すぎる実は室内に置いても時間がかかる上に、真っ赤にならずに止まってしまう場合が多いと思います。
また、傷や虫食いがある実は、常温保管中に傷んでしまう可能性が高いので、追熟させない方が良いです。
ミニトマトの追熟は、「すでに大きく育っている実」「少し色づき始めた実」などに絞って行うのが良さそうです。
ミニトマトが追熟しても赤くならない理由
ミニトマトを追熟させても赤くならない場合、まず考えられるのは収穫が早すぎたことです。
実がまだ成長途中だった場合、室内で置いても完熟まで進みにくいことがあります。
今回のミニトマトも、ビー玉サイズの小さな実でした。事故で取れてしまったものなので、収穫タイミングとしてはかなり早かったと思います。
次に考えられるのは、追熟期間が足りないことです。
特に青い実を追熟させる場合は、色づき始めた実よりも時間がかかります。
目安としては、
- オレンジ色まで色づいた実:5日程度
- 黄色っぽい実:1週間程度
- 大きさは育ちきっているが全体が青い実:2週間程度(予想)
となります。
今回の実の場合、あまりに未熟だったため、1ヶ月かけても追熟が終わりませんでした。
なお、「未熟なミニトマトでも時間を掛ければ追熟できる」とも言い切れません。
長く置いていると、しわや部分的な傷みが出てくることもあります。今回実験を28日で中止することにしたのも、しわや傷みが出てきたからです。
ミニトマトは冷蔵庫でも追熟できる?
冷蔵庫で追熟させることはできません。追熟には15°C〜25°Cくらいの常温が適しています。
ただし、赤くなったミニトマトは傷みやすいので、完熟したら冷蔵庫の野菜室に移した方が安心です。
真夏は特に、常温に置きっぱなしにすると傷みやすくなります。こまめに様子を見ながら、
青いミニトマトは食べられる?未熟な実の注意点
青いトマトにはトマチンという毒性成分が含まれています。
少量を料理に使う程度なら過度に怖がる必要はないとされていますが、小さく硬い未熟な実を大量に生で食べるのは避けた方が安心です。
特に、えぐみが強いものや、硬すぎるものは無理に食べない方がよいです。
ただし、カビがあるもの、異臭がするもの、ぬめりがあるもの、汁が出ているものは食べないでください。
追熟中に傷んできた実は、無理に食べずに処分した方が安全です。
赤くなった=追熟成功、とは限らない
トマトは熟して赤くなるにつれて、未熟果に多いトマチンは減っていくとされています。
ただし、追熟は木で完熟させたミニトマトと全く同じになるわけではありませんでした。ある程度のところで色づきが止まってしまったり、追熟完了までにしわしわになってしまったりすることもあります。
パッと見赤くなった!と思って食べてみたら酸っぱい、ということも追熟ではよくあります。
木で完熟させるよりも、食べ頃の判断が難しいと感じました。
家庭菜園で青いミニトマトを追熟させる場面
家庭菜園では、青いミニトマトを追熟させたい場面が意外とあります。
- 台風が来る前
- 雨で裂果しそうな時
- 鳥や虫に食べられそうな時
- シーズン終盤で株を片付ける時
私は数日間雨が続く時に収穫しないでいたら、たくさん裂果してしまいました。


天気予報で数日雨が続くことはわかっていたので、少し早めに収穫しておけばよかった…と後悔。
裂果対策については、こちらの記事に詳しく書いています。
ミニトマトの追熟でよくある質問
- 青いミニトマトは何日で赤くなりますか?
-
少し色づき始めた実なら、数日で赤みが増すことがあります。
ただし、ビー玉サイズのように小さく硬い実は、1か月置いても赤くならないことがあります。日数だけで判断せず、実の大きさや硬さも見た方がよいです。
- 小さい青いミニトマトでも追熟できますか?
-
赤っぽく色づくことはあります。ただ、かなり時間がかかる上、途中で追熟が止まってしまう場合もあります。今回のビー玉サイズのミニトマトは、1ヶ月追熟させても真っ赤にはなりませんでした。
- 日なたに置いた方が赤くなりますか?
-
直射日光に当てる必要はありません。室内の冷暗所や明るい日陰で、温度が高くなりすぎない場所に置く方が管理しやすいです。
強い日差しで高温になる場所は、追熟より先に傷みやすくなることがあります。
- 追熟させるにはりんごやバナナが必要ですか?
-
必ずしも必要ではありません。りんごなどのフルーツと一緒に置くと追熟が進みやすくなることがありますが、なくても追熟できます。
- ビニール袋に入れて追熟させた方がいいですか?
-
ビニール袋に入れると追熟が早まることがあります。ただし、中の様子が分かりにくくなるので、傷みには注意してください。時々袋を開けて確認すると良いです。
まとめ|青いミニトマトは追熟できるが、未熟すぎる実は追熟に適さない
ミニトマトは収穫後も追熟することができます。
ただし、どんなミニトマトでも同じように赤くなるわけではありません。
大きさがほぼ完成している青い実や、少し色づき始めた実は追熟しやすいです。
一方で、ビー玉サイズのように小さく硬い青い実は、まだ未熟すぎて、追熟しても赤くなりにくいことがあります。
青いミニトマトを追熟させるときは、常温で置き、直射日光や高温を避け、傷みがないか確認しながら様子を見ます。
赤くなった実は冷蔵庫の野菜室へ移し、傷んだ実は無理に食べないようにしてください。
青いミニトマトは追熟できることもありますが、追熟中の管理や食べ頃の判断は難しいと感じました。
ミニトマトがなかなか赤くならない…とお悩みの方はこちら。











