家庭菜園を始めたばかりのころ、 一番ショックだったのが「虫被害」です。
せっかく植えたベビーリーフやハツカダイコン。 朝起きたら、葉っぱがボロボロ……なんてことも。
「でも、食べるものに強い農薬は使いたくない」
そんな時に出会ったのが、 身近な材料で作れる「唐辛子スプレー」でした。
作り方は、驚くほどカンタン! ビンを煮沸したり、難しい計量もいりません。
なんと「カップ酒」をそのまま使うんです。 これならズボラな私でも、一瞬で準備ができました。
今回は、実際に使ってみてわかった 驚きの作り方と、リアルな効果をお伝えします。
自作唐辛子スプレーの作り方【ステップ別】
ステップ1|材料を用意する
「唐辛子スプレー」作りに必要なのは、 たったの2つだけです。
- ホワイトタカラ「果実酒の季節」カップ 200ml
- 乾燥唐辛子 5本
この「果実酒の季節」がポイント! カップ酒なので、そのまま漬け込み容器になります。 煮沸消毒したビンを用意する手間がいりません。
お酒は度数25度以上の焼酎ならOKですが、 私はしっかり成分が溶け出す35度を愛用しています。
ネットではこちらの「広口タイプ」の方が手に入りやすいようです。
乾燥唐辛子は「鷹の爪」で十分です。余ったら料理に使えます。こちらは最初から輪切りになっているので、切る手間もなくそのまま使えます。
また、実際に使ってみて 「これがあって良かった!」という小物たちも。
- スポイト(正確に薄めるため)
- マスキングテープ(作成日をメモして蓋へ)
小さなものですが、これがあると 「いつ作ったっけ?」「濃さは大丈夫?」 という不安がなくなります。
スポイトは100均の化粧品コーナーに売っています。
ステップ2|唐辛子を仕込む
作り方は、驚くほどシンプルです。
- カップ酒を開け、ハサミで輪切りにした唐辛子を入れる → 輪切りにすることで断面が増え、辛味成分(カプサイシン)がお酒に溶け出しやすくなります。
- 蓋を閉めて、冷暗所で1ヶ月放置する → わが家ではキッチン下の収納棚に、マステで作った日付ラベルを貼って保管しています。
最初から輪切りになっているものなら、切る手間もなくそのまま入れるだけでOKです。
ステップ3|完成の目安を確認する
1ヶ月経ったら、液体の色と香りを確認します。
お酒がオレンジ〜赤みがかった色になっていれば、カプサイシンがしっかり抽出できているサインです。唐辛子の品種や量によって色の濃さは変わりますが、無色のままでなければ問題ありません。
香りは「ピリッとした辛い匂い」がすればOK。開封時はむせやすいので、換気しながら確認してください。

こちらは我が家の2年ものの唐辛子液です。長期熟成のためか、意外にも匂いはまろやかで、果実酒のような香りがします。笑
1ヶ月くらいならここまで強いオレンジ色ではなく、「やや黄色っぽいかな?」くらいでOKです。
今すぐ使いたい!時短バージョンの作り方
「1ヶ月も待てない!今すぐ虫対策したい!」という方に、時短バージョンをご紹介します。
カップ酒に輪切り唐辛子を入れたあと、蓋をしっかり閉めて5〜10分ほど振り続けるだけ。これで即席の唐辛子液が作れます。
正直、熟成1ヶ月ものと比べると色も薄く、香りも弱めです。カプサイシンの抽出量も少ないため、効果は落ちると考えておいた方がよさそうです。
時短版を使う場合も、希釈倍率は同じ300倍で。唐辛子成分は薄くても、アルコールは濃いのです。植物へのダメージを避けるため、濃くしすぎないよう注意してください。
「確実に効果を出したい」なら、やはり1ヶ月熟成がおすすめです。
ステップ4|使い方は「300倍」に薄めるだけ
使うときは、水で300倍に薄めます。濃度が高いほど効果が上がるわけではなく、濃すぎると植物の葉が傷む原因になります。必ず希釈してから使ってください。
濃すぎると植物が負けてしまうので、 ここだけは丁寧に量るのがコツです。100均のスポイトで十分ですので、必ず量って下さい。
薄めた液体を霧吹きに入れ、葉っぱの裏表に噴霧してください。特に虫は天敵に狙われにくい葉の裏に潜むことが多いので、裏側を丁寧に。
広範囲に使用する場合は蓄圧式のスプレーがあると便利です。普通の霧吹きだと何回もプシュプシュしなくてはいけないのですが、これならワンプッシュで広い範囲に散布できます。
ちなみに、以前「納豆菌」でも虫除けを試したことがあります。 結論から言うと、唐辛子の方が断然パワフルでした! ▶︎納豆菌スプレーとの比較。正直な効果の違いはこちら
散布のコツと注意点
これ、実はかなり「強力」です。 使うときは、以下の3点セットを忘れずに!
- マスク(吸い込むとむせます)
- ゴーグル(目に入ると激痛です!)
- 手袋(肌が弱い方は必須)
「ちょっとくらい大丈夫でしょ」 と、私はTシャツの襟で口を覆うこともありますが…… おすすめはしません!(笑)
万が一、目に入ったらすぐに洗い流してくださいね。
ゴーグルは草刈りや剪定の時にも使えるので、本格的にガーデニングをするなら一つ持っておきたいですね。
「自作スプレー、ちょっと強力すぎて怖いかも…」 「もっと手軽に、虫を気にせず育てたい!」 という方は、そもそも虫がつきにくい「薬味野菜」から始めるのが一番の近道ですよ。
▶︎初心者におすすめ!虫被害がほとんどない「薬味野菜」まとめ
【本音レビュー】自作唐辛子スプレー、効果はあった?
実際にミニトマトのカメムシ対策に使ってみて、 正直な感想をお伝えしますね。
- 虫除け効果はある気がする (納豆培養液よりは手応えあり!)
- でも、殺虫はできない (カメムシに直撃させても平気な顔をしていました…)
雨が降ると流れてしまうので、 こまめにスプレーし直す必要があります。
「せっかくの家庭菜園、なるべく無農薬で」 という方には、この手作りスプレーは最強の味方です。
カメムシにはオリーブでも悩まされました。薬剤の効きにくい「卵」の対策はこちらにまとめています。▶︎[カメムシ卵の駆除と二度と産ませない対策]
ズボラな私の「最終手段」
ただ、正直に言います。 ……忙しいときに、毎回薄めてスプレーを作るのは大変!
「今すぐ、確実に虫をなんとかしたい!」「計ったり薄めるのダルい!」
そんな時は、無理せず市販の 「天然成分の殺虫スプレー」に頼っています。
私が愛用しているのは、 99.9%食品原料で作られた「ロハピ」。物理的に虫を包んで退治するタイプなので、 収穫当日まで安心して使えます。
何より、手に取ってシュッとするだけ。 この手軽さは、一度味わうと戻れません。笑
自作スプレーと市販品。 この2つをうまく使い分けるのが、 家庭菜園を楽しく続けるコツですよ。
【まとめ】無理せず楽しく、家庭菜園を続けよう
いかがでしたか? 「唐辛子スプレー」は、カップ酒を使えば 驚くほどカンタンに自作できます。
- カップ酒と唐辛子を用意する
- 切って入れる
- 1ヶ月待つ
これだけで、農薬をなるべく使わない 安心な野菜作りが楽しめます。
「自作はちょっと自信がないな」という方は、 市販の天然成分スプレーから始めてもOK!
大事なのは、虫に負けてガッカリする前に、 自分に合った対策を見つけることです。
私もズボラなりに、 「次はこれを植えてみようかな」と ゆるく楽しんでいます。ミニトマトよりも虫の心配が少ない「薬味野菜」やハーブを育てるのもおすすめです。
スプレーの準備ができたら、あとは美味しい野菜を収穫するだけ! わが家のミニトマト栽培の様子や、ベランダで失敗しないコツもまとめています。
▶︎【実録】ベランダでミニトマトを育てる!9号鉢での植え付け手順
最近はオリーブの害虫被害に唐辛子スプレーを活用しました。


