ベランダのオリーブを眺めていたある日のこと。
カメムシの卵騒動からまだ1ヶ月も経っていないのに、またやってきました。
いつものように新芽をチェックしていたら、なんだか様子のおかしい葉を発見。
「あれ、この葉っぱ……閉じてる?」
よく見ると、2〜3枚の葉が糸でぎゅっと綴じ合わされて、筒のようになっています。そして、その隙間から見えた黒い粒々……。
「虫の糞だ」と気づいた瞬間、背筋がゾワッとしました。
オリーブ、受難続きです。
この記事では、オリーブのハマキムシ被害とその対策を、体験談ベースで紹介しています。
正体はハマキムシ|オリーブにも来るんです

慌ててスマホで検索したところ、これはハマキムシの仕業だとわかりました。
ハマキムシとは、ハマキガという蛾の幼虫の総称です。名前の通り「葉を巻く虫」で、吐いた糸で葉を綴じ合わせ、その中に隠れながら新芽や葉を食べ進めます。
オリーブにはオリーブマダラメイガという種類がつくことが多く、4月頃から活動が活発になるそうです。ちょうど新芽が柔らかく出てくる時期を、しっかり狙ってくるわけです……憎い。
放っておくと、せっかく伸び始めた新芽が食べ尽くされてしまいます。春の大切な成長期に…!これは早急に対処しなければ!
格闘記|ハサミで切って、踏み潰す
薬剤は手元になし。でも、被害にあっている葉はまだ2枚ほど。
「この段階なら、薬を使うより葉ごと取ってしまった方が早い」
そう判断して、ハサミで葉ごとカット→そのまま踏み潰す作戦に出ました。
中の芋虫を直接目視はできていないのですが、カメムシの卵騒動(▶︎あの壮絶な戦いはこちら)以来、毎日観察を続けていたおかげで異常にすぐ気づけました。葉が綴じられていて糞がある以上、中にいるのは間違いない。
というわけで、見えなくても容赦なく踏み潰しました。
……が、踏んだ感触はほとんどなし。「あれ、逃げた?」と一瞬焦りましたが、葉の中に包まれたままだったのか、それとも幼虫が小さすぎたのか。真相は不明です。
ともあれ、被害が広がる前に対処できたのは、毎日の観察のおかげだと思っています。
忌避対策|手持ちの唐辛子スプレーにティーツリーオイルをプラス
幼虫を退治したあと、次に考えたのが「また来させない」ための対策です。
ニームスプレーや木酢液が理想的なのはわかっているのですが、このときはまだ手元になく。
そこで頼ったのが、以前自作した唐辛子スプレーです。(▶︎作り方はこちら)
唐辛子の辛み成分・カプサイシンには虫が嫌がる忌避効果があります。さらに今回は、抗菌・防虫効果があるとされるティーツリーオイルを数滴追加してパワーアップを試みました。
「これで完璧では?」と思いながら、オリーブ全体にシュッシュ。再被害は今のところなし。作戦は成功……のはずでした。
失敗談|やりすぎた。新芽が萎縮してしまった

スプレーから数日後、オリーブをチェックしていて異変に気づきました。
スプレーをかけた箇所の新芽が、内側にカールして萎縮しています。
健康な葉は細長くスッと伸びているのに、問題の新芽はくるんと内巻きになって、明らかに元気がない。
思い当たる点は2つ。
- ティーツリーオイルが植物には強すぎた
- ロハピを展着剤代わりに使っていたのでダブルで刺激になった
ティーツリーオイルは植物にとって刺激が強い成分で、特に柔らかい新芽には影響が出やすいようです。「忌避効果を上げよう」と欲張って足したのが、裏目に出てしまいました。
また、オリーブのツルツルとした葉っぱに成分を乗せるためには「展着剤(てんちゃくざい)」というものが必要。これは食器用洗剤などで代用できるのですが、私は食品添加物成分の農薬「ロハピ」を使いました。
ロハピは人体への害が少ない成分ですが、ティーツリーオイル&唐辛子と合わせて刺激になってしまったのかもしれません。
虫は撃退できたけど、今度は自分で新芽を傷めてしまった……というオチです。
幸い、その後の新しい芽は正常に伸びてきているので、深刻なダメージではなさそう。でも、精油を植物に使うときは必ず薄めに、が鉄則だと身をもって学びました。
まとめ|ハマキムシは「早期発見・即捕殺」が基本
今回の経験をまとめると、こうなります。
- 発見したら: 葉ごとハサミでカット→逃がさず即踏み潰し。薬剤がなくても物理除去が一番確実です。
- 予防するなら: ニームスプレーや木酢液が定番。アロマオイルは植物への刺激が強いため、植物への影響を抑えたいならニームオイルの方が安心です。
- 日頃から: 水やりのついでに新芽を観察する習慣を。葉が「なんか閉じてる?」と思ったら、ハマキムシを疑ってみてください。
ゾウムシ、カメムシの卵、そしてハマキムシ……ベランダのオリーブ、なかなかの受難続きです。でも、早めに気づいてあげられれば、大きなダメージにはなりません。
これからも、毎朝のベランダチェックを欠かさず続けていこうと思います。
オリーブをこれから育てる方はこちらも。


