Duolingoだけで中国語を1年続けた結果【ゼロ初心者が正直に話します】

中国語、気になってるけど難しそうじゃないですか。

四声(声調)があって、発音が独特で、文字は漢字だけど日本語と意味が違う。「手紙」がトイレットペーパーのことだと知った時は同じ漢字文化なのにこんなに違うの?とびっくり。

そんな中国語を、ゼロから1年間Duolingoだけで勉強しました。

試験を受けるためでも、仕事で必要なわけでも、留学するためでもありません。ただ、ちょっとした好奇心から始めました。

1日たったの3分。フリーズ(連続記録の途切れ)も何度もしながら。それでも1年続けた結果、中国語が母語の方と実際に会話ができました。伝わった瞬間、飛び跳ねるくらい嬉しかったです。

「中国語やってみたいけど続けられるか不安」「アプリだけで本当に話せるようになるの?」と思っている方に、正直に話します。

目次

私のスペック

まず私がどんな条件で学習したか、正直に書いておきます。

  • 学習歴 中国語はゼロからのスタート。学校で習ったこともなく、中国語に触れた経験はまったくありませんでした。
  • 学習方法 Duolingoのみ。文法書も単語帳も使っていません。わからないところをGoogle翻訳やAIに質問することもありましたが、普段の勉強はDuolingoだけです。
  • 学習時間 1日1レッスン、約3分。気分が乗った日は2〜3レッスンやることもありましたが、基本は3分です。
  • 継続の実態 フリーズ(連続記録の途切れ)は何度もあります。完璧には続けられていません。ただDuolingoは1回だけなら記録が引き継がれる救済機能があるので、なんとか続けられました。

「毎日1時間勉強しました」という話ではありません。ゆるく、細く、1年続けた話です。

気持ちがなくても続けられるのがDuolingo

語学学習の最大の壁は「続けること」です。最初は熱量があっても、だんだん気持ちがなくなってくる。フリーズしてしまうとやる気もなくなる。それは私も同じでした。

それでも続けられたのは、Duolingoの仕組みのおかげだと思っています。

まず、1レッスン3分という短さ。眠い目を擦りながら寝る前にこなすこともしょっちゅうです。それでも「やった」になる。完璧じゃなくていいんです。

そして何より、サボると通知が来ます。真っ赤な画面で「Last Chance!」。文言よりも、まるで地球最後の日みたいな視覚的インパクトが「やばい!」という気持ちにさせてくれます。

私はウィジェットをホーム画面に追加して、否が応でも目に入るようにしています。緑の鳥に監視されている生活です。笑

強制力がないと続かないタイプの人間には、このシステムはありがたいです。

無料版とSuper、どっちがいい?

Duolingoは無料でも使えますが、私は途中から有料版(Super)に加入しました。理由は1レッスンごとに流れる広告がうっとうしくなったからです。

ただ正直に言うと、1日1レッスンしかやらないことが多い私には、無料版で十分だったかもしれません。笑

Superにはファミリープランがあり、友人と割り勘できます。私は大学の友人(フランス語勉強中)を誘ってみましたが「今やってないからごめん」と断られ、単独加入しました。

結論:広告が気にならないなら無料版で十分です。

私はいらない固定費を削って、必要と思うものには課金するスタイルです。
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日本語版コースはすぐ終わる。英語版に乗り換えた話

Duolingoには日本語話者向けの中国語コースと、英語話者向けの中国語コースがあります。

最初は日本語版から始めましたが、3ヶ月ほどで終わってしまいました。ボリュームがかなり少ないんです。

そこで英語版コースに乗り換えました。英語版は日本語版と比べてコースのボリュームが3倍以上あります。1年時点でレベル21まで進んでいますが、まだまだ先があります。

また英語版の方が機能も充実しています。

  • 声調の聞き取り精度が高い
  • 単語を自分で発音して覚えるレッスンがある(日本語版にはない)
  • レッスンの種類が豊富

英語で中国語を学ぶ形になるので、大学受験以来すっかり忘れかけていた英語も自然と復習できて、個人的には一石二鳥でした。

切り替え方法は簡単です。左上の国旗マーク→コース追加→下にスクロールしてFor English speakers→Chineseを選択。なおアプリ自体の表示言語も英語になるのは仕様です。

ひとつ注意点があります。 英語版には「字」という漢字の書き方を練習するレッスンがあります。日本人には完全に不要です。ただレッスン単位での飛ばし方がないので、「字」が出てきたら飛び級機能を使ってスキップしています。

1年後、実際どのくらい話せるようになったか

日本語の話せない中国語ネイティブと話せた

1年を過ぎた頃、中国の方と話す機会がありました。中国人と結婚した友人が日本に遊びに来てくれた時です。旦那さんは日本語がまったく話せない方(こんにちは、も知らない)でした。

前日に少しだけ予習しました。使えそうなフレーズをAIや検索で調べて、「我高兴认识你(お会いできて嬉しいです)」や、友人とどのくらい前からの知り合いかを話せるように準備していきました。

当日、実際に話してみると、ゆっくりですが自分の言いたいことを伝えられました。声調を思い出しながら発音しているので、スピードはかなり遅いです。それでも伝わりました。

伝わった瞬間、飛び跳ねてしまいました。本当に嬉しかったです。

Duolingo1年でHSK3級相当に

正直なレベル感をひと言で表すなら、「中学英語くらい」です。

文法は基礎的なものを理解している。よく使うフレーズなら自分から話せる。でもスラスラ話せるわけではなく、声調を確認しながらゆっくり話す感じです。

客観的な指標として、学習1年後にHSK公式サイトのレベルチェックテストを受けてみました。結果は以下のとおりです。

  • HSK2級:96 / 100点
  • HSK3級:99 / 120点
  • 6割以上のスコアで合格

HSKは1級から6級まであり、数字が上がるほど難しくなっていきます。

HSK3級は「生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションができ、中国旅行の際にも大部分のことに対応できる」レベルとされています。Duolingo1年でそこに届いていたのは、自分でも少し驚きました。

ただし正直に言うと、3級の問題は日本人アドバンテージで解けてしまう部分があります。漢字が読めるので、細かい文法がわからなくても意味を推測できてしまうんです。またDuolingoで出てこない単語も普通に出てくるので、本気で受験するなら過去問の周回と単語帳は必要だと思います。

正直に話す。Duolingoだけの限界

背中を押したくてこの記事を書いていますが、限界も隠しません。

ナチュラルスピードの聞き取りはほぼできない

一番の壁はここです。ネイティブのナチュラルなスピードにはまるでついていけません。知っている単語がいくつか聞こえる、という感じです。

Duolingoのリスニング問題はゆっくりで聞き取りやすいですが、実際の会話スピードとはまったく違います。聞く力を鍛えたいなら「ただ続けているだけ」では足りません。練習量が必要です。

文法の説明がない

Duolingoには基本的に文法の説明がありません。「慣れて覚えろ」というスタンスです。ただ、慣れようにもどうにも気になる…。おかしな語順だな、と引っかかってしまうこともあります。

「なぜこの語順なのか」を頭で理解してスッキリしたい場合は、別途調べる必要があります。

話す練習は自分でしないといけない

アプリに向かって発音する練習はできますが、会話のキャッチボールにはなりません。実際に話そうとすると、頭で理解していても口から出てこないことがあります。

Superに課金していると、時々MAXプランを体験できます。MAXプランにはAIとの会話レッスンがあり(「Call Staff」と表示されますが相手はAIです)、試してみました。ただボリュームが少なく、話題がざっくりしすぎてやりづらさを感じることも。難易度も極端に簡単すぎたり難しすぎたりと、まだ荒削りな印象です。

会話練習の代替として個人的に期待しているのがGeminiのリアルタイム会話機能です。英語では試したことがあり、中国語でも使えそうだと感じています。まだ本格的には試せていませんが、Duolingoの会話レッスンより柔軟に使えるかもしれません。

AIを私の師匠にしようと奮闘した話はこちらに書いています。AIを語学の先生にしたい方はこちらもどうぞ。
▶︎[AIメンターをカスタム指示で作って失敗した話]

私が友人の旦那さんと話せたのは、前日に使うフレーズを準備していったからというのも大きいです。将来的には例文を覚えている、というだけではなく臨機応変に会話できるようになりたいですね。

普通話しか学べない

Duolingoを続けているだけでも、街中で中国語が聞こえた時、いくつか単語がわかる瞬間があります。ただ、まるでわからないこともある。そういう時は「これ、普通話(北京語)じゃないかも」とわかるようになりました。

Duolingoで学べるのは普通話のみです。実際に中国へ行ったら地域によってはまるで通じない、ということもあり得ます。

ただこれはDuolingoのデメリットとは少し違うかもしれません。大学や語学学校でも、日本人がまず学ぶのは普通話です。中国に留学経験のある友人も「仕事で地方に行ったらお年寄りの言っていることがまるでわからなくて、適当に相槌を打っていた」と言っていました。笑 それはもうDuolingoの問題ではないです。

語学は生き物だということを、方言豊かな中国語を勉強していると特に実感します。

まとめ

Duolingoだけで中国語を1年続けた結果をまとめます。

  • 1日3分、ゆるく続けてHSK公式レベルチェックで3級相当
  • ネイティブとの会話でゆっくりなら自分の言いたいことを話せた
  • 聞き取りはまだ難しい。リスニングは別途練習が必要
  • 日本語版は3ヶ月で終わるので英語版への移行がおすすめ
  • 無料版で十分。広告が気になるならSuper

試験のためでなくていいし、仕事で必要じゃなくていいです。「ちょっと話せたら面白そう」くらいの気持ちで十分です。

私は今も続けています。いつか友人の住む中国を旅行する日のために。

まず1レッスン、3分だけやってみてください。緑の鳥があとはなんとかしてくれます。

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この記事を書いた人

アラサー主婦。夫と二人暮らし。
満足度を下げない家計管理と、NISA(インデックス・高配当株)での「コツコツ資産運用」が日課です。
体調の波と上手く付き合いながら、暮らしを賢く最適化していくのが好き。
ベランダ菜園やセルフケア、お金の育て方など、実際に試して分かった「無理のない等身大の選択」を発信しています。

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