家庭菜園でミニトマトを育てていると、まだ青い実が取れてしまうことがあります。
わが家でも、事故のようにビー玉サイズの青いミニトマトが取れてしまいました。
かなり小さくて硬い実だったので、「このくらい未熟なミニトマトでも追熟できるのかな?」と思い、室内でしばらく置いてみることに。
結論からいうと、少し色は変わりましたが、1ヶ月(4週間)たっても真っ赤にはなりませんでした。
この記事では、ミニトマトの追熟方法と、青い実でも追熟しやすいもの・赤くなりにくいものの違いを、実際の写真つきでまとめます。

ミニトマトは追熟できる?青い実でも赤くなる?
ミニトマトは、収穫後も追熟することができます。
スーパーで買ったトマトが、買ったときより赤くなった経験がある方もいるかもしれません。トマトは収穫したあとも色づきが進むことがあり、まだ青みが残っている実でも、条件が合えば赤くなることがあります。
ただし、ここで注意したいのは「どんな実でも赤くなるわけではない」ということです。
同じ青いミニトマトでも、
- 大きさがほぼ完成している青い実
- 少し色づき始めた実
- まだ小さくて硬い未熟な実
では、追熟のしやすさが違います。
追熟しやすいのは、実の大きさがほぼ完成していて、あとは色づくだけに近い状態のミニトマトです。
一方で、ビー玉サイズのように小さく、触ってもカチカチに硬い青い実は、まだ成長途中。このような実は、室内に置いても真っ赤に完熟するとは限りません。
そのため、あまりに小さい青いミニトマトは、「追熟させずに諦めた方がいい」「あまり追熟させる価値がない」と言われることもあります。
ただ、小さく青いミニトマトでも、全く色付かないわけではありませんでした。
ビー玉サイズの青いミニトマトを1ヶ月追熟させた結果
今回追熟させたのは、収穫するつもりで取ったミニトマトではありません。
育てている途中で、事故で取れてしまった青い実です。ミニトマトの撮影をしていてスマホを落とし、その衝撃で取れてしまいました…
大きさはだいたいビー玉サイズ。触るとかなり硬く、まだ本来の収穫サイズにはほど遠い状態でした。

このくらい未熟なミニトマトでも赤くなるのか気になったので、室内で追熟させてみました。
レースカーテン越しの明るい室内で、気温は25°C前後で安定している環境です。
14日後

3つのうち、やや大きめだった実が先に色づいてきました。
19日後

最初に色づいたものはさらに赤くなり、他2つの実も黄色っぽく色づきました。
24日後

全体的に色づいてきましたが、まだオレンジっぽいものもあります。
28日後

前回撮影時から4日経過。あまり変化が見られなくなってきました。気温も高くなってきており、傷みが気になるためここで実験を中止することにします。
ビー玉サイズの未熟な青い実でも、1ヶ月置くと赤みは出ました。ただし、株で完熟した実のように真っ赤になるというより、ややオレンジがかった赤で止まりました。
追熟期間の間、カビたりし腐ったりした印象はありませんが、少し水分が抜けてシワっぽくなってきました。部分的には傷んでいる?ような箇所も。


これを食べるかどうかは個人の判断にはなりますが、ぶっちゃけあまり美味しそうではありません。色は赤っぽくなっていても、実際中はすっぱいかもしれません。
せっかく育てたミニトマト、もったいない!と思って追熟させてみましたが、「小さすぎる実の追熟は諦めた方がいい」と言われる理由がわかりました。
1ヶ月近くかかった上に、真っ赤に色づく前の段階で止まってしまったように思います。
ミニトマトの追熟方法|青い実を赤くする置き方
ここでは置き場所の条件と基本の置き方について解説します。
置き場所は冷蔵庫ではなく「常温」
青いミニトマトを追熟させたいときは、基本的には15°C〜25°C程度の常温で置きます。
まだ青い状態のまま冷蔵庫に入れると、追熟が進みにくくなります。私は冷蔵庫に入れたミニトマトで追熟を実感したことはありません。赤くする目的なら、室内で様子を見るのがおすすめです。
置き場所は、室内の冷暗所や明るい日陰が向いています。
「赤くしたいから日なたに置いた方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、強い日差しで高温になる場所は、追熟より先に傷みやすくなることがあります。
傷みにくい置き方の基本
追熟させるときは、次のように置くと管理しやすいです。
- 水気を拭き取る
- 重ならないように並べる
- できればヘタを下にして置く
- 傷のある実は分ける
- カビやぬめりがないか確認する
- 十分赤くなったら、早めに冷蔵庫へ
置くときは、できればヘタを下にして並べます。ヘタ側の方が比較的かたいため、実のおしり側がつぶれにくく、傷みを防ぎやすくなります。
わが家では、青い実をキッチンペーパーの上に、状態が見やすいように置いていました。まんまるの実のため、ヘタを下にして置くのは難しく、そのまま並べていました。

小さい実は変化がゆっくりですが、傷みが出ていないかは時々確認した方が安心です。
ミニトマトをビニール袋に入れると追熟が早くなる?
ミニトマトを早く追熟させたくてビニール袋に入れる人がいます。
ビニール袋に入れることで、ミニトマトから出るエチレンガス(追熟を促す成分)を無駄なく活用しやすくなります。
ただ、私は今回ビニール袋を使いませんでした。
とても小さいビー玉サイズの実のため、本当に追熟できるか自信がなかったためです。また、ビニール袋に入れると風通しが悪くなり、カビが発生しやすくなるデメリットもあります。
ビニール袋を使って追熟させる場合も、密閉して放置するのではなく、数日に1回は袋を開けて状態の確認をすることをおすすめします。
りんごやバナナと一緒に置くと早く追熟する?

青いトマトを早く赤くしたいときは、りんごやバナナと一緒に置く方法もあります。
りんごやバナナから出るエチレンの働きで、トマトの追熟が進みやすくなるといわれています。
私は硬い柿を追熟させるのにこの方法をよく使います。柿の場合、確かに普通に常温に置いておくだけよりも、数日追熟が早まる感じがしました。ミニトマトの追熟も仕組みは同じなので、フルーツを活用することで追熟が早まることもあると思います。
やり方は、青いミニトマトとこれらのフルーツを同じ袋や容器に入れて、常温で様子を見るだけです。
ただし、この方法でも、未熟すぎる実まで必ず赤くなるわけではありません。今回のようなビー玉サイズの小さく硬いミニトマトは、そもそも実が十分に育っていなかった可能性があります。
家にこれらのフルーツがあれば試してみてもいいかもしれませんが、わざわざミニトマトの追熟のために買いに行かなくても良いと思います。
ミニトマトの追熟に何日かかる?数日で赤くなるとは限らない
青いミニトマトの追熟にかかる日数は、実の状態によってかなり違います。
少し黄色やオレンジに色づき始めた実なら、数日で赤みが増すこともあります。大きさがほぼ完成している青い実も、室内で置いておくと追熟しやすいです。
一方で、まだ小さくて硬い実は、かなり時間がかかっても赤くならないことがあります。
わが家のビー玉サイズの青いミニトマトは、1か月ほど置いても完全に真っ赤にはなりませんでした。
「青いミニトマトは常温に置けば数日で赤くなる」と説明されることもありますが、実際にはすべての青い実が同じように追熟するわけではありません。
追熟に必要な日数は一律に決まるものではなく、実の成熟度や気温などの条件に左右されます。
追熟しやすい青いミニトマト・追熟しにくい青いミニトマト
青いミニトマトでも、追熟しやすいものと、赤くなりにくいものがあります。
追熟しやすいのは、次のような実です。
- 大きさがほぼ完成している
- 少し黄色やオレンジに色づき始めている
- ヘタ周りだけ青い
- 後少しだけ赤くしたい
- 触ると少し弾力がある
大きさがほぼ完成した青い実はこちら。500円玉大まで育ち、あとは色づくだけの段階です。このくらいのサイズ感だと追熟させやすいと思います。

反対に、追熟しにくいのは次のような実です。
- 100円玉サイズより小さい
- 触るとカチカチに硬い
- 全体が真緑
- 傷や虫食い、傷みがある
まだ小さくて硬い青い実は、実そのものがまだ育ちきっていません。収穫したくて採ったというより、誤って取れてしまった場合が多いですよね。
残念ながら、このような未熟すぎる実は室内に置いても時間がかかる上に、真っ赤にならずに止まってしまう場合が多いと思います。
また、傷や虫食いがある実は、常温保管中に傷んでしまう可能性が高いので、追熟させない方が良いです。
ミニトマトの追熟は、「すでに大きく育っている実」「少し色づき始めた実」などに絞って行うのが良さそうです。
ミニトマトが追熟しても赤くならない理由
ミニトマトを追熟させても赤くならない場合、まず考えられるのは収穫が早すぎたことです。
実がまだ成長途中だった場合、室内で置いても完熟まで進みにくいことがあります。
今回のミニトマトも、ビー玉サイズの小さな実でした。事故で取れてしまったものなので、収穫タイミングとしてはかなり早かったと思います。
次に考えられるのは、追熟期間が足りないことです。
特に青い実を追熟させる場合は、色づき始めた実よりも時間がかかります。
目安としては、
- オレンジ色まで色づいた実:1〜2日程度
- 黄色っぽい実:2〜3日程度
- 大きさは育ちきっているが全体が青い実:3〜4日程度
だと思います。
今回の実の場合、あまりに未熟だったため、1ヶ月かけても追熟が終わりませんでした。
なお、「未熟なミニトマトでも時間を掛ければ追熟できる」とも言い切れません。
長く置いていると、しわや部分的な傷みが出てくることもあります。今回実験を28日で中止することにしたのも、しわや傷みが出てきたからです。
ミニトマトは冷蔵庫でも追熟できる?
冷蔵庫で追熟させることはできません。追熟には15°C〜25°Cくらいの常温が適しています。
ただし、赤くなったミニトマトは傷みやすいので、完熟したら冷蔵庫の野菜室に移した方が安心です。
真夏は特に、常温に置きっぱなしにすると傷みやすくなります。こまめに様子を見ながら、
青いミニトマトは食べられる?未熟な実の注意点
青いトマトにはトマチンという毒性成分が含まれています。
少量を料理に使う程度なら過度に怖がる必要はないとされていますが、小さく硬い未熟な実を大量に生で食べるのは避けた方が安心です。
特に、えぐみが強いものや、硬すぎるものは無理に食べない方がよいです。
ただし、カビがあるもの、異臭がするもの、ぬめりがあるもの、汁が出ているものは食べないでください。
追熟中に傷んできた実は、無理に食べずに処分した方が安全です。
赤くなった=追熟成功、とは限らない
トマトは熟して赤くなるにつれて、未熟果に多いトマチンは減っていくとされています。
ただし、今回のようにビー玉サイズで取れてしまった未熟なミニトマトが、あとから赤くなった場合、通常の完熟ミニトマトと同じ状態まで成熟したかは見た目だけでは判断できません。表面が赤くなっていても、内部のトマチンが減っているのかわからないからです。
今回、私は1ヶ月置いたミニトマトを食べることはしませんでした。しわっぽくて、ところどころ傷んでいる可能性もあり、食べたい状態ではなかったからです。色も真っ赤になる前に止まってしまったので、おそらく食べても酸っぱいんじゃないかなと思います。
家庭菜園で青いミニトマトを追熟させる場面
家庭菜園では、青いミニトマトを追熟させたい場面が意外とあります。
- 台風が来る前
- 雨で裂果しそうな時
- 鳥や虫に食べられそうな時
- シーズン終盤で株を片付ける時
私は数日間雨が続く時に収穫しないでいたら、たくさん裂果してしまいました。

天気予報で数日雨が続くことはわかっていたので、少し早めに収穫しておけばよかった…と後悔。
裂果対策については、こちらの記事に詳しく書いています。
ミニトマトの追熟でよくある質問
- 青いミニトマトは何日で赤くなりますか?
-
少し色づき始めた実なら、数日で赤みが増すことがあります。
ただし、ビー玉サイズのように小さく硬い実は、1か月置いても赤くならないことがあります。日数だけで判断せず、実の大きさや硬さも見た方がよいです。
- 小さい青いミニトマトでも追熟できますか?
-
赤っぽく色づくことはあります。ただ、かなり時間がかかる上、途中で追熟が止まってしまう場合もあります。今回のビー玉サイズのミニトマトは、1ヶ月追熟させても真っ赤にはなりませんでした。
- 日なたに置いた方が赤くなりますか?
-
直射日光に当てる必要はありません。室内の冷暗所や明るい日陰で、温度が高くなりすぎない場所に置く方が管理しやすいです。
強い日差しで高温になる場所は、追熟より先に傷みやすくなることがあります。
- 追熟させるにはりんごやバナナが必要ですか?
-
必ずしも必要ではありません。りんごなどのフルーツと一緒に置くと追熟が進みやすくなることがありますが、なくても追熟できます。
- ビニール袋に入れて追熟させた方がいいですか?
-
ビニール袋に入れると追熟が早まることがあります。ただし、中の様子が分かりにくくなるので、傷みには注意してください。時々袋を開けて確認すると良いです。
まとめ|青いミニトマトは追熟できるが、未熟すぎる実は追熟に適さない
ミニトマトは収穫後も追熟することができます。
ただし、どんなミニトマトでも同じように赤くなるわけではありません。
大きさがほぼ完成している青い実や、少し色づき始めた実は追熟しやすいです。
一方で、ビー玉サイズのように小さく硬い青い実は、まだ未熟すぎて、追熟しても赤くなりにくいことがあります。
わが家で早すぎる段階で取れてしまった青いミニトマトも、1か月ほど室内に置いてみましたが、真っ赤になる前に傷みが始まってしまいました。
青いミニトマトを追熟させるときは、常温で置き、直射日光や高温を避け、傷みがないか確認しながら様子を見ます。
赤くなった実は冷蔵庫の野菜室へ移し、傷んだ実やえぐみの強い未熟な実は無理に食べないようにしてください。
青いミニトマトは追熟できることもありますが、追熟できるかどうかは「どこまで実が育っていたか」が大事だと感じました。
ミニトマトがなかなか赤くならない…とお悩みの方はこちら。



