パルセーターの外し方と外れない時の対処法|ネジがなめそう・本体が取れない時の注意点

パルセーター外すコツ

「定期的に洗濯槽クリーナーを使ってるのに、なんだかカビ臭い…」

洗濯槽の底にある「パルセーター」を外して、裏側まで掃除してみたいと思ったことはありませんか。

私も洗濯槽クリーナーだけでパルセーターの裏まで掃除できているのか、いつも気になっています。

結論から言うと、わが家の洗濯機ではパルセーターを外すことはできました。ただ、最初からスムーズに外れたわけではありません。

ネジがなめかけ、ドライバーを買い替え、ヒートンも試し、最終的には注水で外れました。実際に外せるまで、1ヶ月以上かかっています。

この記事では、パルセーターの基本的な外し方と、実際にやってみて分かった失敗ポイントをまとめます。

目次

パルセーターとは

パルセーターとは、縦型洗濯機の底にある回転羽根のことです。洗濯中に水流を作る部品で、洗濯槽の底にネジで固定されています。

パルセーターとは

今回作業したのは、わが家の東芝の縦型洗濯機(AW-7GM2)です。中央のネジ1本で固定されているタイプでした。

同じような構造の洗濯機の方の参考になれば嬉しいです。

パルセーターの基本の外し方【写真付き】

作業中は洗濯機の電源を切った状態で行います。パルセーターを外した状態で、洗い・すすぎ・脱水などの運転はしないでください。

今回使ったものは、主に次の通りです。

  • ゴム手袋
  • 小さめのマイナスドライバー
  • P3ドライバー
  • 塩素系泡スプレー
  • 使い古した歯ブラシ・綿棒

1. パルセーター中央のキャップを外す

まず、パルセーター中央にあるキャップを外します。小さなフタのようになっていて、下に固定用のネジがあります。

爪を使って取ることもできますが、小さめのマイナスドライバーを使うと簡単に取れます。力は要りません。

マイナスドライバーで開けました
キャップの下に固定ネジがあります

2. 中央のネジを外す

キャップを外したら、中央のネジを外します。

このネジは一般的なネジと同じで、反時計回りに回して外しました。

反時計回りに回す
ネジが外れました

3. ネジとギザギザのワッシャーを回収する

ネジが外れたら、ネジとワッシャーをなくさないように回収します。

このワッシャーは、ギザギザした特殊な形をしており、ネジ側にくっついて一体化しているように見える場合があります。

ギザギザしたワッシャーがネジに張り付いている

「あれ、ワッシャーがない」と思った時は、外したネジの周りを確認してみてください。

4. パルセーターを真上に引き上げる

ネジを外したら、パルセーター本体を真上に引き上げます。

外れにくい場合は、手でガタガタと揺らすと取れやすくなることがあります。

ただ、我が家ではここで手だけで取ることはできませんでした。外れない時の対処法は、後半で詳しく書いています。

5. パルセーター下のワッシャーを回収する

パルセーターを外すと、軸のところにもう1つのワッシャーがあります。

こちらは丸くて大きめのワッシャーです。

軸のところにワッシャーがはまっていました
ネジ・ワッシャー
まとめて保管しておきます

ネジ・ネジ下のギザギザワッシャー・丸ワッシャーはまとめて失くさないよう保管しておきます。

6. パルセーター裏と洗濯槽の底を掃除する

パルセーターを外したら、裏側の汚れを確認します。

わが家の場合は、黒カビ系の汚れがありました。ただ、全体がびっしり汚れていたわけではなく、中央の複雑な部分がカビている程度でした。

塩素系泡スプレーを噴射し、30分後に歯ブラシなどで汚れを落としました。細かい部分は綿棒も使いました。

パルセーター裏

使ったのはこちらのキッチン泡スプレーです。無臭タイプで、塩素のツンとしたにおいが気になりにくいのがポイントです。

キッチン用ですが、我が家ではお風呂場や洗面所など、あらゆる水回りの掃除に使っており、いつもストックを切らさないようにしています。

7. パルセーター・ワッシャー・ネジを元に戻す

掃除が終わったら、外した時と逆の順番で戻します。

まず丸ワッシャーを戻し、その上からパルセーターを戻します。

洗濯槽の底は見えにくいので、中央の軸に合わせる時に少し手こずりました。

正しい位置に合うと、パルセーターがストンと一段下に落ちます。手応えがないなら、まだきちんとはまっていない可能性があります。

パルセーターがきちんとはまってから、ワッシャー(ギザギザの方)とネジを戻して締めます。最後に中央のキャップを戻して完了です。

注意点|ドライバーのサイズが合っていないとネジがなめる

ドライバーのサイズがネジに合っていないと、ネジがなめてしまうことがあります。

「ネジがなめる」とは、ドライバーがうまく噛まず、ネジ頭の十字の溝が削れてしまうことです。一度なめてしまうとドライバーが空回りしやすくなり、最悪ネジ頭が潰れて外せなくなることもあります。

パルセーターの外し方を調べると、「家庭によくあるドライバーでも外せる場合がある」と紹介されていたため、私は最初、家にあるドライバーでチャレンジしていました。

ところが、家にあるドライバーでは全然ネジが回りません。あとで確認すると、家にあるドライバーは全然サイズが合っていませんでした。

それでも2、3回チャレンジしていたら少しネジがなめてしまいました。

少しなめたネジ

↑ ネジの十字の周りが少し削れてしまっています。

そこでいったん中断し、正しいサイズのドライバーを購入。すると、ネジは一発で回りました。ネジ自体は少し錆びていましたが、工具のサイズが合えば普通に外せました。

「ドライバーが噛み合っていない気がする」「力を入れているのに空回りする」という場合、無理に作業を続けるとネジがなめてしまうことがあります。

そういう場合は、一度作業をストップし、ドライバーのサイズが合っているのか確認してみてください。

ドライバーは「3番」がおすすめ

ドライバーのサイズはP3(3番)がおすすめです。

家庭にあるプラスドライバーでも外せる場合はあると思います。ただ、サイズが合っていないまま力を入れると、私のようにネジの溝を傷める可能性があります。

左:P1ドライバー 右:P3ドライバー
P1P3ドライバー比較

ドライバーは、数字が大きくなるほど太くなります。写真では、若干ですがP3の方が太いのがわかります。

また、私が使ったP3ドライバーは軸の部分が長いですが、軸の長さはドライバーの太さとは関係ありません。軸が長い=大きいドライバーではないので、書いてある数字をチェックしてください。

上:P3ドライバー 下:P1ドライバー

参考までに、筆者の使ったドライバーも紹介しておきます。軸部分が15cmあるので洗濯槽の中でも作業しやすかったです。

私のようにドライバーを買いに走りたくない方には、複数サイズを差し替えられるセットもおすすめです。3番サイズもバッチリ入ってます。

パルセーター本体が取れない時の対処法

パルセーターには持ち手がないため外しにくいですよね。また、長年使っている洗濯機の場合、汚れによりパルセーターが固着(張り付いて取れなくなっている)ことがあります。

ここでは、パルセーターが取れない時の対処法を体験談ベースでまとめています。

ヒートンで持ち上げる

ヒートン

ヒートンとは、ネジ付きのフックのような部品です。ホームセンターのほか、ダイソーなどの100円ショップでも購入できます。

パルセーターの穴にヒートンのネジ部分をくっつけて使います。

ヒートンの丸い部分が持ち手のようになって、パルセーターを持ち上げることができるようになります。

ヒートンのサイズに注意!

ただ、私が買ったヒートンは穴に入りませんでした。

3.5〜4mmくらいの太めがよいと見かけ、それに近いサイズを買ったのですが、わが家のパルセーターには合わなかったようです。もっと小さいサイズ(2mm台など)なら入ったのかもしれません。 

ヒートンを購入する際は、サイズに注意してください。

注水して浮力でパルセーターを取る方法も(非推奨)

パルセーターのネジを外した状態で水を入れると、浮力によってパルセーターを外すことができる場合もあります。

私の場合、10Lくらいバケツで注水したところ、パルセーターが自然に浮いてきました。

注水で自然に浮いてきたパルセーター

あれだけ苦戦したのに、こんなに簡単に外れるのかと拍子抜けしました。正直、ヒートンは要らなかったかもしれません。

ただし、注水で外す方法は、積極的にはおすすめしにくいです。

理由は、外した後の排水で困るからです。水が残った状態でパルセーターを再設置するのは難しいため、なんらかの方法で排水しないといけません。

  • バケツ等で汲み上げ、残った水分はタオルで吸い取らせる
  • 手動ポンプを使って吸い出す
  • 洗濯機の排水機能を使う

「洗濯機の排水機能を使う」のが一番手軽そうに見えますが、パルセーターを外した状態で電源をオンにするのはおすすめしません。思わぬ動作により故障のリスクがあります。

注水で外すなら、外した後の水をどうするかも考えておきましょう。

洗濯槽洗浄は、必ずパルセーターを戻してから行う

洗濯槽洗浄は、パルセーターを元通りにしてから行います。

確かに、YouTubeで、パルセーターを外した状態のまま洗濯槽クリーナーを使っている様子を映している場合があります。

私も、「せっかく水をためるなら、パルセーター本体も一緒につけ置きできてラクかも」と思い、パルセーターを外した状態で高水位まで注水し、塩素系の洗濯槽クリーナーも入れました。

でも、ふと思ったんです。「あれ?パルセーターを外したまま洗濯機動かしていいんだっけ?」と。

そこで調べてみたところ、パルセーターを外した状態で運転させるのは故障のリスクが高いとわかりました。結局、パルセーターがない状態で洗濯槽洗浄するのはやめました。

ここで困ったのが排水です。

すでに高水位まで水が入っていて、しかも塩素系クリーナー入り。バケツで汲み出すことも考えましたが、手や服に塩素水がついたり、目に入ったりするリスクを考えると、それも怖いと感じました。

本当はおすすめではないのですが、身体への安全性を考えて洗濯機の脱水モードを使って排水することにしました。

「脱水に入る前に止めれば大丈夫!絶対目を離さないぞ!」と思っていたのに、排水中に洗濯機周りの埃が気になって「ちょっとだけ」と作業していたら… 回転が始まってしまい、慌てて止めました。

結果的に故障はしませんでしたが、これは真似しない方がいいと思います。

次に同じ作業をするなら、洗濯槽クリーナーはパルセーターを戻してから使います。

流れとしては、

  1. 電源を切った状態でパルセーターを外す
  2. パルセーター裏を掃除する
  3. パルセーターを元に戻す
  4. その後に洗濯槽洗浄をする

この順番が安心だと思います。

洗濯槽洗浄のやり方については、こちらの記事にまとめています。

パルセーター裏の汚れはどのくらいだった?

Youtubeやブログで見た「パルセーター裏にわかめびっしり!」

我が家もパルセーター裏の掃除をするのは初めてだったため、「どんなに汚れているんだろう?」と期待(?)していました。

でも、結果としては思ったほど汚れていませんでした。

全体がびっしりわかめ・ヌルヌルだらけ!という感じではなく、中央の複雑な部分がカビている程度でした。

パルセーター裏側の汚れ
思ったよりは綺麗

わが家の洗濯機はまだ使用2年ほどです。そのためか、「外してまで頻繁に掃除しなくてもよさそう」と感じました。

わたし

大変だったので、もうしばらくはやりたくないです。次にパルセーターを外すのは数年後かな…

パルセーターを外しての掃除はやるべき?

今回外してみて、たしかに裏側には黒カビ系の汚れがありました。ただ、使用2年ほどのわが家の場合、想像していたほどひどい汚れではありませんでした。

一度見てみたい気持ちは満たされましたが、しばらくは外さなくていいかなと思っています。

1ヶ月ほど試行錯誤しましたし、外した日の作業時間も体感で半日くらいかかりました。終わってみれば手順自体は単純なのですが、必要な道具を用意したり、故障リスクにヒヤヒヤしながら作業したのでかなり疲れました。

普段は洗濯槽クリーナーを使い、どうしても気になってきたら慎重に外すくらいでよいと感じました。

パルセーターを自分で外さない方がいいケース

次のような場合は、無理に外さない方がいいと思います。

  • ネジの溝が削れている
  • ネジが錆びてボロボロ
  • パルセーター本体が強く固着している
  • ヒビや割れがある
  • 洗濯中に異音や空回りがある
  • ネジの数や構造が複雑
  • 保証期間中

掃除目的なら、壊してまで外す必要はありません。

回転しない、異音がする、空回りするなどの症状がある場合は、掃除ではなく故障の可能性もあります。そのような場合は、無理に自分で修理しようとせず専門業者にお願いすることをおすすめします。

まとめ:パルセーターの外し方で大事だったこと

パルセーターを外してみて、一番大事だと思ったのは工具選びです。

家にあるドライバーで何となく回すのではなく、サイズの合うP3ドライバーを用意した方が安心です。

私の場合、P3に替えたらネジは一発で回りました。

一方で、ネジが外れても本体が外れないことがあります。ヒートンは穴のサイズが合わないと使えません。注水で外れることもありますが、その後の排水で困るので、安易にはおすすめしにくいです。

パルセーター裏には黒カビ系の汚れがありましたが、思ったほどではありませんでした。外して掃除する価値はあるものの、頻繁にやる作業ではないと思います。

無理な力を加えず、パーツを傷めそうなら中止する。外した後の排水や戻し方まで考えてから作業する。

これが、実際にやってみて一番大事だと感じたことです。

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この記事を書いた人

アラサー主婦。夫と二人暮らし。
暮らしを自分に合わせて最適化していくのが好き。
満足度を下げない家計管理と、NISA(インデックス・高配当株)での「コツコツ資産運用」が日課です。
ベランダ菜園やセルフケア、お金の育て方など、実際に試して分かった「無理のない等身大の選択」を発信しています。

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