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柴胡加竜骨牡蛎湯×甘麦大棗湯は「脳のパンク」に効いた?2ヶ月服用した体験談|予兆の掴み方と漢方の難しさ

セルフケア

こんにちは。 これまで、自律神経の乱れ対策として「漢方」を試してきた体験をブログに綴ってきました。

1本目の記事では、心の疲れに寄り添ってくれた「加味帰脾湯」について。

[漢方体験談①:加味帰脾湯を飲んでみた感想はこちら]

2本目の記事では、血と気の巡りを整える「四物湯」「四逆散」について書いています。

[漢方体験談②:四物湯と四逆散を飲んでみた感想はこちら]

今回お話しするのは、その後に新しく処方された2つの漢方についてです。 「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」と「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」。

当時、私は不安感やイライラ、そして自分でも抑えがたい「かんしゃく」に悩んでいました。

服用した期間は、およそ2ヶ月間。 実際に飲んでみて、体にどんな変化があったのか。 あるいは、変わらなかったのか。

専門的な話ではなく、あくまで一人の体験談として。 等身大の感想をシェアしたいと思います。

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※この記事は、うつ症状で通院中の筆者が、医師の処方で漢方薬を服用した体験談です。効果の感じ方には個人差があります。服用については必ず医師の指導を受けてください。この記事によるいかなる結果にも責任は負いかねます。

柴胡加竜骨牡蛎湯|背中の詰まりが少し楽に

まずは、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)です。 不安症状やイライラ、不眠といったベースの症状を整えるために、2ヶ月間継続して服用しました。

じっくり飲んでみて感じた変化は、「少しだけ不安がマシになったかも?」という程度。 正直なところ、イライラに関してはあまり変化を感じませんでした。

ただ、意外なところで良い変化もありました。 それは「気の巡り」が良くなった感覚です。

飲む前はいつも背中に何かが詰まっているような、重苦しい感じが続いていました。 それが、毎日飲み続けていくうちに少し軽くなったんです。

劇的な改善ではありませんでしたが、ガチガチだった体が少し緩んだような気がしました。

甘麦大棗湯|「かんしゃく」への効果は?

もう一つ、新しく加わったのが甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)です。 こちらは、どうしても抑えられない「かんしゃく症状」の対策として、夜に飲むよう指示されていました。

この漢方は、よく子どもの夜泣きやかんしゃくに使われる処方だそうです。 成人女性である私の症状に対して、「本当にこれで合っているのかな?」という思いがどこかにありました。

というのも、私のかんしゃくは単に怒りっぽいというものではなかったからです。 感覚としては「前頭葉の処理能力がガクンと落ちる」ような状態。

具体的には、怒り発作以外にもこんな症状もありました。

  • 言葉がスムーズに出てこない
  • 頭がフリーズして、当たり前の情報処理が追いつかなくなる

「当たり前にできていたことができない」という、脳がパンクしたような苦しさ。 それに対して、甘麦大棗湯を夜に飲んでいても、劇的な変化を感じることはありませんでした。

味についても、よく「甘くて飲みやすい」と言われますが、私には甘さの奥にある苦味が気になりました。 他の甘くない漢方の方が、まだ飲みやすいと感じるほど、好みが分かれる味だと思います。

漢方に頼る前に。「かんしゃく」の予兆を掴む大切さ

薬を飲み続けるなかで、私は少しずつ自分の「変化」に気づけるようになっていきました。 今では、かんしゃくが起こりそうな「予兆」がわかるようになっています。

私の場合、予兆はこんなふうにやってきます。

  • 頭がいっぱいになって、パンクしそうな感じ
  • 背中から突き上げてくるようなイライラ感
  • いわゆる「イーッとなる」一歩手前の、紙一重の状態
  • 神経が擦り切れるような感覚

このサインをキャッチできたら、今はすぐに「回避」に移るようにしています。 理想は、すべての作業を放り出して、暗い部屋で一人静かに休むこと。

もちろん、現実にはどうしても手が離せない時や、逃げ場がない時もあります。 でも、「あ、今危ないな」と自覚できるだけでも、以前とは心の持ちようが変わりました。

漢方で症状を抑え込もうとするよりも、自分の状態を早めに察知して環境を整える。 それが、私にとっては一番の近道だったのかもしれません。

漢方の「証」を合わせる難しさと、卒業した理由

2ヶ月ほど続けてみて感じたのは、漢方における「証(体質や状態)」を見極める難しさです。

私の主治医は漢方の専門医ではなく、受診もオンライン診療でした。 オンラインだと、漢方で重要とされる「脈診」や「腹診(お腹のツボの反応を見ること)」ができません。

より専門的な先生を求めて「漢方専門医」への相談も考えましたが、実際には専門医の数は少なく、通院の負担が増えることや、保険診療では好ましくないとされる「はしご受診」になる懸念から断念しました。

また、薬局の「漢方相談」へも足を運んでみましたが、そこでも高いハードルがありました。 「医師の治療を受けている場合はそちらで相談してほしい」 「医師の処方に対して薬局側が判断することはできない(医師法違反の恐れがある)」 と、丁寧ながらもはっきりとお断りされてしまったのです。

今の主治医との関係や制度のルールを守ろうとすると、より自分に合う漢方を探し出すのは、想像以上に難しいことでした。

その後、鍼灸院に通うようになってから、自分の体の反応について深く学ぶ機会がありました。 (この体験談も、また別記事で詳しく書きたいと思います!)

自分の体と向き合う中で、はっきりとした効果を感じないまま漫然と飲み続ける副作用のリスクも考え、現在は漢方の処方をお休みしています。

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おわりに

今の私は、薬で症状をゼロにするのではなく、自分の「予兆」をうまく乗りこなす方法を探しています。

漢方がバッチリ合う時もあれば、今の自分には必要ない時もある。 大切なのは、自分の体の感覚を信じて、その時々のベストを選んでいくことだと思っています。

同じような悩みを持つ方が、少しでも「自分のペースでいいんだ」と感じていただけたら嬉しいです。

前回「四逆散×四物湯」を飲んだ時の体験談はこちら。

「加味帰脾湯」を飲んだ時の体験談はこちら。

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