オリーブの剪定どこを切る?成木と苗木で考え方がまるで違った話

オリーブ剪定切る前に見る

オリーブの剪定、やってみようと思って調べると「切るべき枝」の種類が多すぎて混乱しませんか。

内向枝、交差枝、徒長枝、車枝、ひこばえ…。「これ全部切ったら丸裸になるんじゃ?」って思いませんでしたか。私は思いました。

しかも調べれば調べるほど気づくのですが、ネットの剪定情報はほとんどが成木前提。苗木の段階では、剪定の考え方がまるで違います。私も最近まで知りませんでした。

今回は、我が家のオリーブ2本を例に「どう判断したか」のプロセスを正直に書いていきます。3〜4年目のレッチーノ(ほぼ成木)と、挿し木苗から育てている2年目のワッガベルダル(幼苗)。状況がまったく違う2本です。

目次

ワッガベルダル編:苗木はまだ剪定しなくていい

ワッガベルダル(オーストラリア原産の希少品種)はメルカリで購入した挿し木苗です。

剪定の記事を読むと、「1年目は主幹を地上から40〜60cmのところで思いっきり切り戻す」とあります。でもワッガベルダルはすでに地面から5cmほどのところで主幹をがっつり切られた状態で届きました。そこから枝が1本伸びているだけ。

「もう理想の樹形にはなれないの?」と正直絶望しました。

そしてネットの剪定方法を参考に、内向枝になりそうな新芽をいくつか間引きました。でもこれ、後から知ったのですが苗木の段階では枝が少ないうちは不要枝でも残してOKなんです。苗が小さいうちは、少しでも葉っぱを残してしっかり光合成ができた方が、早く成長します。

苗木(1年目〜4年目くらいまで)の剪定は、成木とは考え方がまるで違う。ネットの剪定情報は成木前提のものが多くて、苗木と区別なく書かれていたり、書いてあっても記事の後半にさらっと出てきたり。私もネットでオリーブの剪定記事を読んでいて後半でどんでん返しを食らいました。

これが正解だったかどうか、正直まだわかりません。

それでも少しずつ成長しています。

2026年3月のワッガベルダル
2026年5月のワッガベルダル

ハマキムシ被害により頂点の芽を切らざるを得なかったため、高さは低くなってしまいましたが、葉の枚数は一気に増えました。

害虫被害についてはこちらの記事に詳しく書いています。

【ハマキムシ編】

【カメムシ編】

また、主幹が傾いているのが気になり、紐で固定したり、強風でも折れないように割り箸で添え木しています。

レッチーノ編:不要枝の剪定、どこから見て何を切る?

一方、推定3〜4年目苗のレッチーノは今年つぼみもついて、そろそろ成木と同じように剪定できそう。いよいよちゃんと向き合おうと剪定しました。

ただ、いざやろうとすると迷うんですよね。「この枝、切るべき?」「内向枝の『内側』ってどこのこと?」「上から見たら問題なさそうなのに、横から見たら交差しているような気もする…」

そこで私がやったのは、とにかくいろんな方向から見ること。上から、横から、斜めから、ぐるぐる回しながら。一方向から見ているだけでは気づけないことが多くて、「あ、この角度から見たら交差してる」「内側に向かってるのってこの枝か」と、見る角度を変えるたびに発見がありました。

切ったのは内向枝と交差枝です。

内向枝(株の内側に向かって伸びる枝)から。

内側に向かって伸びているのがわかりますか?これを根元から切ります。

主幹の方向に伸びるオリーブの内向枝
内向枝をカットする位置
内向枝をカットした後

次に交差枝(他の枝と重なるように生えた枝)。厳密にいうとまだ交差していないのですが、このまま伸びていくと交差枝になるため剪定。

横から見て気づいた枝です。上からだけ見ていると見落としやすい。

交差枝になりそうなオリーブの枝
交差枝のカットする位置
カット後の交差枝

最後に上から全体を確認。枝が360°にバランスよく広がっていればOKです。

上から見て360°に枝が広がるように

一方で、切らなかった枝もあります。徒長枝、つまり他の枝より勢いよく一方向に伸びる枝です。本来は不要枝とされますが、伸びている方向が悪くなければ残してOK。無理に切ってバランスを崩すより、様子を見ながら付き合っていく方がいいと判断しました。

徒長枝
枝がまだない方向に伸びている徒長枝

矢印の方向に力強く伸びている雰囲気が伝わるでしょうか。1枚目の写真では真上に伸びているように見えますが、上から見ると枝がまだない方向に伸びているため残しました。

この枝、今年暖かくなって来てからぐんぐん伸びていて、他の枝より明らかに伸びるスピードが速いです。伸びすぎたらミニトマトの高さを抑える「芯止め」の要領で、新芽を5cmほど摘み取って長さを抑える予定です。

ちなみに「車枝」という言葉を目にしたことがある方もいるかもしれません。1箇所から3本以上枝が出ている状態のことです。ネットで調べると「1箇所から複数の枝が四方に伸びる」「勢いの強い枝を1本残し、他は根元から切る」とあって、私は最初「2本分岐も車枝なの?1本だけ残さないといけないの?」と混乱しました。

車枝は3本以上の話。2本分岐は車枝ではないので、混同しないようにしてください。

オリーブの剪定時期:2〜3月だけじゃない

オリーブの剪定時期は「2〜3月の休眠期に」と言われています。でも私は今回、3月・4月・5月と続けて剪定しました。

やり方としては、しっかり伸びて不要枝になる前に、新芽の段階で摘んでしまう感じです。手でちぎって剪定してしまうこともあります。枝が伸びきってから切るより、新芽のうちに摘んだ方が枝に行く栄養の無駄が少ないかなと思って。

害虫チェックを兼ねて毎日のように木を観察しています。気づいたらその場でちょこちょこ摘む、盆栽スタイルに近いかもしれません。

ただ、苗木の段階では本来あまり剪定しなくていいということを、当時はまだ知らなくて。成木と同じノリで頻繁に摘んでいたワッガベルダルは、その後の害虫被害でかなり葉っぱが減ってしまい「いらんことしたな」と思いました。

オリーブ成木・苗木共通:必ず切るべき不要枝

ここまで「残してもいい枝がある」「苗木は切らなくていい」という話をしてきましたが、どの段階の木でも迷わず切るべき枝があります。

  • 枯れ枝:放置すると病気の原因になります。生き返ることはないので、見つけたら早めに根元から切りましょう。触ってもスカスカしていて、すぐポキっと折れるのが特徴です。
  • ひこばえ:株元の地面から生えてくる枝のことです。放っておくと株の栄養を取られてしまうので、見つけ次第根元から切ります。

この2つだけは、成木でも苗木でも関係なく、迷わず切ってOKです。

まとめ:目の前の木を見て判断することが大切

剪定の情報を調べると「切るべき枝」のリストがずらっと出てきますが、実際にはその通りに全部切る必要はありません。

  • 枝が少ない苗木の段階では、不要枝でも残してOK
  • 成木でも、方向が良ければ徒長枝は残してOK
  • ただし枯れ枝とひこばえは迷わず切る

そして何より、あらゆる方向からぐるぐる見ながら「この枝はどうかな」と判断することが大事。教科書の図はあくまで基本。目の前の木の状態を見て、焦らず向き合っていきましょう。

我が家の2本もまだまだ成長途中です。またレポートします!

ベランダでオリーブを大きくさせない管理方法はこちら。

ワッガベルダルとレッチーノを選んだ理由はこちら。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アラサー主婦。夫と二人暮らし。
満足度を下げない家計管理と、NISA(インデックス・高配当株)での「コツコツ資産運用」が日課です。
体調の波と上手く付き合いながら、暮らしを賢く最適化していくのが好き。
ベランダ菜園やセルフケア、お金の育て方など、実際に試して分かった「無理のない等身大の選択」を発信しています。

目次