
雨の日ってどうやって換気すればいいの?

窓を開けたら湿気が入ってきそうで心配…
そんなお悩み、ありませんか?特に梅雨の季節や雨が続く日は、室内の空気がこもってしまいがちですよね。
この記事では、雨の日の換気方法について、家庭で実践しやすいポイントをわかりやすく解説します。カビ対策や湿気対策にも効果的な方法なので、ぜひ最後までご覧ください!
雨の日でも換気が必要な理由
雨の日でも換気が必要な理由を2つ、ご紹介します。
筆者による検証もあるのでぜひお読みください。
室内にも湿気がたまるから

外は湿ってるから、換気はしない方がいいんじゃない?

実は、室内にも湿気の原因はたくさんあるんだよ〜
- 調理中の湯気
- お風呂の蒸気
- 洗濯物の部屋干し
- 人の呼吸や汗
etc…
これらが原因で、室内の湿度が高くなり、カビやダニの温床になってしまうことも。

そうは言っても雨の日は外の方が湿度が高いじゃん?換気したら逆効果では?

実際に検証してみたよ〜
- 気温22°C、屋外の湿度は95%
- 換気は窓を開けてサーキュレーターで10分間行う
- 換気前:室温24.3°C、湿度84%
- 換気後:室温23.5°C、湿度84%
- 家庭用温湿度計による測定です。

ほら、やっぱり湿度下がってないじゃん!

気温が下がって湿度が同じなら、湿気は排出できたと言えるよ。
%で表せる湿度は「相対湿度」といいます。
これは、飽和水蒸気量に対してどれだけ水蒸気が含まれているかを割合で示したもの。
室温が上がれば飽和水蒸気量(空気中にどれだけ水蒸気を含むことができるか、MAXの量)は上がります。
反対に、室温が下がれば空気中に含むことができる水蒸気量は少なくなります。
- 換気前の空気中の水蒸気量:18.64g/m^3(小数第3位を四捨五入)
- 換気後の空気中の水蒸気量:17.81/m^3(同上)
→およそ0.83g/m^3の湿気を排出できた!

ややこしい理屈は分かんないけど、とりあえず雨の日に換気しても大丈夫なんだね!

(中学校の理科で習ったんだけどな…)
空気がこもると健康リスクも
換気をしないと、二酸化炭素や生活臭、ハウスダストなどが室内にたまり、家族の健康にも悪影響。

換気の効果は湿気対策だけじゃないんだね〜
雨の日でもできる効果的な換気方法

雨の日でも換気した方がいいのはわかったけど、窓から雨がしけ込んでくるのはやだな〜

それは嫌だよね〜。効果的な換気の仕方をまとめてみたよ!
雨が入りにくい小窓や上げ下げ窓を使う
庇(ひさし)がある窓や、横すべり・縦すべり出し窓を少しだけ開けるのがコツ。風の通り道ができて、効率よく換気できます。
雨戸がある場合は、雨戸を閉めたままでも換気できますよ。
窓を開ける場合、2ヶ所の窓を開けて空気の通り道を作ることを意識しましょう。


窓だけじゃなく、ドアも活用すると2ヶ所確保しやすいです!
換気扇や24時間換気システムをフル活用
キッチンや浴室の換気扇は、雨の日こそ積極的に使いましょう。24時間換気がある場合は、オフにせず常に稼働させておくのが◎。

建物によっては、入居時に24時間換気をつけっぱなしにするようお願いされることもあります。それだけ気密性が高いんでしょうね〜
サーキュレーターで空気を循環
風のない日は、窓を開けただけではなかなか空気が循環しません。
また、窓がない部屋の場合も、2ヶ所開けて換気するのが難しいですよね。
そんな時はサーキュレーターを活用してみてください。
換気にサーキュレーターを使うには、部屋の隅から窓またはドアに向けて送風すると効果的です。
部屋の中の空気を追い出すイメージですね。
ちなみに、我が家で使っているサーキュレーターはこちら。
こちら、左右だけじゃなく上下の首振りもできる優れもの。しかも分解して羽だけじゃなくて背面まで洗えるんです!

サーキュレーターは静電気によってどうしてもホコリがついてしまうので、分解して丸洗いできるのは助かります。

分解できるのに動作音も静かで、私は睡眠中でも気になりません。
湿度対策には除湿機やエアコンの除湿機能を使う

換気しただけではあまり湿度が下がらない…
こんな時は除湿機やエアコンの除湿機能を使うのがおすすめです。
除湿では空気は入れ替わらないので換気の役割はありませんが、直接的に湿度を下げて室内を過ごしやすくしてくれます。
- 室内干しが多い
- 北向きなど日当たりの悪い部屋がある
- クローゼットや押し入れがある部屋
- 換気しても湿度が70%を超えている
こんな場合は除湿がおすすめです。
除湿機能を使う場合も、サーキュレーターを併用することでより効果的に除湿できます。
雨の日にやってはいけない換気のNG例
- 窓を全開にしてしまう → 雨水が吹き込み、床や家具が濡れる原因に。
- 部屋干し中に窓を締め切る → 湿気がこもって、カビやにおいの元に。

部屋干し後に出かける場合はどうしたらいいの?

出かける時は窓を開けられないから、換気扇を使うか除湿だね〜。我が家では部屋干しの時は除湿機を使ってるよ。
雨の日の換気まとめ|快適な空気で健康に♪
- 雨の日でも換気は必要!
- 湿気対策・カビ予防のために、「入れる」より「出す」換気を意識。
- 小窓、換気扇、除湿機をうまく組み合わせて、効率よく空気を入れ替えましょう!
天気が悪くても、ちょっとした工夫で家の中を快適に保つことができます。雨の日も健康で心地よい空間づくり、今日から始めてみませんか?