近年、結婚式を挙げない「ナシ婚」を選ぶカップルが増えています。
背景にはコロナ禍や経済的な理由、ライフスタイルの多様化などがありますが、

本当に結婚式を挙げなくて後悔しないの?
と悩む方も少なくありません。
私たちも結婚式を挙げないナシ婚を選びました。その理由は、結婚式をしなくても工夫次第で満足感が得られると考えたからです。
この記事では、ナシ婚のメリットとデメリットを整理し、後悔しない選択をするためのヒントをお伝えします。
ナシ婚とは?
ナシ婚とは、入籍はするものの「結婚式や披露宴を行わないスタイル」を指します。
• 写真撮影だけする「フォトウェディング」
• 家族だけで食事会をする「小さな会食婚」
など、シンプルな形を選ぶカップルも含まれることがあります。
ナシ婚のメリット
費用を大幅に節約できる
結婚式の平均費用は約300〜350万円と言われています。ナシ婚にすることで、数百万円単位の節約が可能。新婚旅行や新居の準備、将来の貯蓄に回せます。

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準備のストレスがない
式場探し、打ち合わせ、招待状作成…結婚式準備は想像以上に大変です。
ナシ婚ならその時間を2人の生活準備に充てられます。
結婚式をした友人たちからはこんな声もありました。

仕事で疲れているのに、毎週毎週打ち合わせで大変だった。しかもプランナーさんに希望がうまく伝わらず、本当にストレスだった!

式場をどこにする?料理は?演出は?とか決めることの連続で疲れちゃった。
ナシ婚を選んだ私たちはこのようなストレスはゼロでした。
ゲストへの負担が減る
結婚式に呼ばれると嬉しい反面、負担に感じることもありますよね。
- ご祝儀
- 交通費、宿泊費
- 衣装代、ヘアセット代
- 日程調整
などなど…
中には、

そこまで親しくない人に招待されると負担が重い…
という声も。
ナシ婚の場合、「ゲストに負担をかけているのでは?」という心配がありません。
自分たちらしい形を選べる
「結婚式=絶対にやるもの」という固定観念から解放され、自分たちの価値観に合ったスタイルを選べます。
写真撮影や旅行を重視する人に向いています。
私の友人は結婚式ではなく、友達だけを呼んで会費制のパーティをしていました。

新婚旅行先で二人だけの挙式・フォトウェディングをする方もいます!

なにそれロマンチック…!
こんなふうに従来の挙式・披露宴ではない形を選ぶ方も増えています。
人間関係のしがらみから解放される
招待客の人数や席順など、人間関係のしがらみに振り回される心配がありません。
挙式・披露宴をする場合、

この人は職場の同僚だけど、短い間付き合ってたことがあるんだよな〜。呼んでいいものなのか。

この友人たちは同じサークルの仲間だから全員呼んだ方がいいかな?でも疎遠になっている人もいるんだよなぁ。
など、いろんな方面に気を使わなければいけません。
気疲れを避けたいカップルにはナシ婚は大きなメリットです。
ナシ婚のデメリット
お祝いをもらうタイミングがバラバラになる→お返しが大変
私が唯一感じたナシ婚のデメリットがコレです。
結婚式というお披露目の場所がないため、親戚や友人からお祝いをもらうタイミングがバラバラになります。
結婚祝いをもらったら当然お返しをしなくてはいけないので、
- 次に会ったタイミングで返そうかな?
- すぐに会えなさそうだから住所を聞く?
- LINEギフトで済ませる?
などいろいろ考えることになりました。
また、独身の友人からお祝いをもらったら、その友人が結婚した際にはお祝いしなきゃ!と思いますよね。
結婚式をした場合は名簿が残ると思うのですが、個別にお祝いをいただくとそれを覚えていないといけません。
誰にいくらもらったか?のメモを残しておくことが重要です。
親や親族に理解されにくい
「結婚式は親への恩返し」と考える世代も多いため、両親や親族が残念に思う場合があります。
特に地方や年配層では反発を受けることも。

両家両親にどうしても!と言われたから、親族のみの小さい挙式披露宴をやったよ。
また、「親に晴れ姿を見せてあげたい」と思い、結婚式を検討している方もいますよね。

わたしたちもその気持ちがあり、フォトウェディングに両家親も一緒に写ってもらうことにしました。
節目の実感が薄い
式を通じて「結婚したんだ」と実感する人も多いため、ナシ婚だと区切りを感じにくいことがあります。
これは次に紹介する後悔しないための工夫で解消できます!
後悔しないための工夫
ナシ婚を選ぶ場合でも、こんな工夫をすると満足度が上がります。
- フォトウェディングをする
- 両家両親を呼んだ食事会をする
- 代わりにハネムーンを豪華にして思い出作りをする
- ハネムーン先で二人だけの挙式やフォトを撮る
- 友達を呼んで会費制パーティーをする
- 以上の組み合わせ
私たち夫婦はフォトウェディング+両家会食をしました。
フォトウェディングは本物のチャペルを使って挙式風の写真が撮れるプランにし、当日撮影後に両家で会食したのでほとんど結婚式になりました。
フォトウェディングの流れが気になる方はこちらをチェック!
【完全レポ】結婚式前撮り・フォトウェディングの流れとは?準備から撮影当日まで徹底解説!
「費用を抑えたいけど友達にもお披露目したい」「呼ばれるゲストの負担が気になる」という場合には会費制のパーティがおすすめです。
一度お呼ばれしたのですがとても雰囲気が良く、普通の結婚式よりも歓談時間が長くて素敵なパーティでした!
また、ゲストとしては一般的なご祝儀よりもリーズナブルな会費だったのも助かりました。
まとめ
ナシ婚には「費用や準備の負担を減らせる」大きなメリットがある一方で、
「思い出や親族との関わりを持ちにくい」というデメリットも存在します。
大切なのは、2人の価値観を尊重しながら、親や家族ともよく話し合うこと。
結婚式を挙げるかどうかに正解はなく、納得感のある選択こそが一番の幸せにつながります。